ザハヤテオー（2008年生、母スプリングシティ）

ザハヤテオー（2008年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「我こそ疾風王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したスプリングシティが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦3勝2着1回。2010年のヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2011年の北日本新聞杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、アラキファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって525万円で落札された。

宗綱泰彦厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2010年）

10月17日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンメイグレイスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒャクマンゴクに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーニーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（2011年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月5日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦の復興支援がんばれ埼玉県（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったエムザックハーツに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の美味しく食べて応援します。福島県産コシヒ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の能登琴ヶ浜特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の千枚田特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

2月18日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた15戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。