トップガンヒーロー（2004年生、母クラーク）

トップガンヒーロー（2004年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時12歳）と交配したクラークが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方17戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月1日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

3歳（2007年）

1月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーキャラバンクに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2008年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、浩二と奈々!ハッピーサプライズ（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のハルマサキングに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（8戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（9戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

5歳（2009年）

5月19日、約8か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、クリスオフトレイルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドランランを次元の違う末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスズカランデブーと並んで2着同着となった。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテラモドリーミに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ファイヤーボーイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバトルヴィクトリアに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月1日、中2週で迎えた24戦目は、中山・服部の永久の友情を誓う杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、スズカワイズクインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中0週で迎えた25戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、長良川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた26戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルキーリゾートに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンドゥーエーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月22日、連闘で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホウライクリスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフラワーウィンドに半馬身届かず2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンマルアタックに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月11日、連闘で迎えた32戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったピサノヴァロンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。