アトミックサンダー（1995年生、母クインヒメ）

アトミックサンダー（1995年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロテイターン（当時17歳）と交配したクインヒメが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川スタッド。戦績は、地方17戦8勝2着2回。1998年の東京ダービー(地方重賞)に勝利した他、1998年の戸塚記念(ハンデ地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

5月15日、デビュー戦は小野望騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月15日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイエンゼルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野望騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサマニジョージに2馬身の差をつけて制した。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の北海道（帯広ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野望騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（帯広ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野望騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のベストガーデンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、広森久雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（岩見沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で広森久雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイアロングをアタマ差制して4勝目を手にした。

12月10日、中5週で迎えた9戦目は、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 雪/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で広森久雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、山田和久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のリードリズムに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

3歳（1998年）

2月11日、中6週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したエスケイタイガーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月30日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のふじ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアローセプテンバーを次元の違う末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールドヘッドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドヘッドを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を手にした。

9月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトオーロラに半馬身の差をつけて制した。