テンジンエンムスビ（2004年生、母ヘヴンリースマイル）

テンジンエンムスビ（2004年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋縁結び」。毛色は栗毛。種牡馬のワシントンカラー（当時10歳）と交配したヘヴンリースマイルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は森政巳。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の水無月特別(B2-1)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月9日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた3戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月4日、中7週で迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテンジンリュウセーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月3日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドラブに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルカサールに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月23日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリエンローションを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノテイオーに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

4月27日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデルマイザベルを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月1日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインフラッグに2馬身半の差をつけて1位に入線したが、その後7着に降着となった。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユートバリューを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。

7月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下貴光騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワカオリマンドに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月31日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下貴光騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイユウタローに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月21日、中2週で迎えた20戦目は、セプテンバー特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で山下貴光騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズノユーフォードを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山下貴光騎手（14戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマウナケアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山下貴光騎手（15戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアミフジウラノスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は16戦連続で山下貴光騎手（16戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフサイチクローバーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月1日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で山下貴光騎手（17戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングリーウィークに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月7日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で山下貴光騎手（18戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月18日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で山下貴光騎手（19戦10勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアキノチャレンジを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で山下貴光騎手（20戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤソーラーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月17日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は21戦連続で山下貴光騎手（21戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインベルベットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

5月30日、中1週で迎えた29戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で山下貴光騎手（22戦12勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた30戦目は、水無月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で山下貴光騎手（23戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はミトノコウモンダと並んで1着同着となった。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、夏至特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で山下貴光騎手（24戦13勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で山下貴光騎手（25戦13勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で山下貴光騎手（26戦13勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた34戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、長崎街道神埼宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

6歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた35戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（27戦13勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はマイネルガンツと並んで8着同着となった。

1月16日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（28戦13勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。