ニシノブラッサム（2001年生、母デユプリシト）

ニシノブラッサム（2001年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ターフに花を咲かせる」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したデユプリシトが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地39戦2勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月22日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって最後はヤサカリリーフと並んで14着同着となった。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラボサツに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下のグリーンチャンネルカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアリーテをハナ差振り切って優勝

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は竹之下智昭騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（8戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

4歳（2005年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたアドマイヤドレス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月1日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた24戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったブリリアントグレイにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月1日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月25日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた30戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5歳（2006年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

8月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた34戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードマルタをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた40戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。