ブリリアントグレイ（2001年生、母クレミュー）
Brilliant Gray
2001.05.29
ブリリアントグレイ（2001年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「芦毛が光り輝くように」。毛色は芦毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したクレミューが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地22戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の羊ヶ丘特別(1000万下)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、豊郷牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2004年）
6月27日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。
7月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。
8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。
8月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のコスモジャイブに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
9月18日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4歳（2005年）
6月11日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
7月16日、中4週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したエイシンラブソングを差し切れず、2馬身差の2着となった。
8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。
9月10日、中4週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアグネスラズベリに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
9月25日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノブラッサムに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
10月2日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のラストモアに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。
10月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（8戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。
5歳（2006年）
6月25日、約8か月の休み明けで迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したナリタシークレットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
7月22日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミスターケビンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。
6歳（2007年）
1月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（10戦4勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。
2月18日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（11戦4勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。
3月25日、中4週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に敗れた。
4月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入った。
5月13日、中3週で迎えた20戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
7月7日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。