ペスタロッチ（2007年生、母マックスキャリー）

ペスタロッチ（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スイスの教育者名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時7歳）と交配したマックスキャリーが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方14戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、競優牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、競優牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって420万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2010年）

3月13日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月12日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したベルウッドグロスにクビ差届かず2着となった。

8月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したローズママにクビ差届かず2着となった。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はトゥーファンと並んで1着同着となった。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦の渚ちゃん誕生日おめでとう記念（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で古性秀之騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったモンテローザに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月16日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3十（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルレントラーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったホワイトヒロインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

2月13日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月28日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。