デルマウィリアム（2004年生、母レットミーセイ）

デルマウィリアム（2004年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時13歳）と交配したレットミーセイが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月10日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月17日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったパープルオーキッドに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシーコンコードに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキャプテンジローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた12戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月10日、中0週で迎えた13戦目は、一般C28（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横井将人騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた14戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマルイチリーヴァに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月25日、連闘で迎えた15戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルブツタキオンに2馬身の差をつけて優勝

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた16戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C27（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた18戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた19戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフサイチウィッシュを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

2月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた22戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（15戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた23戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったサンケイサウージに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた25戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（18戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横井将人騎手（19戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったブルースターボウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で横井将人騎手（20戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアローサンディを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。