テイケイパッション（2008年生、母ビクトリアプリマ）

テイケイパッション（2008年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋情熱」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したビクトリアプリマが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は佐久間孝司。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 15。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兼松忠男によって262.5万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月13日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6月5日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C17（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた5戦目は、一般C18（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C18（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマサカリから約12馬身差の2着に敗北した。

10月28日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C16（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラウンスウィープから2馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月18日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C14（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、祝梅島暎蔵ミツエルビー婚式（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2012年）

2月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイカエスパーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月15日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小山紗知伽騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月20日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のフェブスターに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月27日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワスコーピオンに1馬身の差をつけて優勝

6月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小山紗知伽騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月17日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C2 39（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ホマレエイカンに交わされて1馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた24戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた25戦目は、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフラワーバレッタをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

1月20日、連闘で迎えた26戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 41（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、サイファーバトルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、プレシャスウィンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中9週で迎えた28戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。