ラパンルージュ（2012年生、母ダーティダンシング）

ラパンルージュ（2012年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤兎馬（仏）。一日千里走る名馬より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時13歳）と交配したダーティダンシングが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、服部牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、後藤英成によって567万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3歳（2015年）

3月8日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4月18日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼツミョウに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、きんせんか賞（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた13戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したジャイアントケンタを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブテンダーに半馬身届かず2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーエスアルストに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のキャニオンティアモをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月23日、中1週で迎えた25戦目は、れんげ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた27戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウアライソに2馬身の差をつけて優勝