ウィンバイオール（2004年生、母メイクドラマ）

ウィンバイオール（2004年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時17歳）と交配したメイクドラマが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。戦績は、地方23戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年のこうま座特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2006年）

10月19日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったスーパールミナスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクジュを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

10月1日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアジュデプリンセスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久々の実戦を制した。

11月12日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦のナナカマド特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2008年）

3月11日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデリマに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、石神井特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデリマに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニチリンサンカを3/4馬身振り切って5勝目を掴み取った。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、足立区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

8月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、中央区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタケノダンディに2馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

5歳（2009年）

6月4日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた12戦目は、自由が丘特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、門別グランシャリオ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したガッツマンテンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

7月21日、中3週で迎えた14戦目は、柴又特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のローレンカコを半馬身振り切って制した。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた19戦目は、冬木立賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた21戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、初午特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦3勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイカミノモトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月18日、中5週で迎えた23戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。