ラストリージョ（2018年生、母コスモマクスウェル）

ラストリージョ（2018年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「熊手(西)。勝利を引き寄せるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時21歳）と交配したコスモマクスウェルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ブルースターズファーム。2020年のすずらん賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月25日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノアポロンを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクローリスノキセキをハナ差振り切って2勝目を収める

10月15日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた6戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

9月4日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月17日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマウンテンムスメに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月24日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月27日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、J.グラハム騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。