マウンテンムスメ（2018年生、母ヤマガール）

マウンテンムスメ（2018年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「山娘。母馬の最初の娘であることより連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時15歳）と交配したヤマガールが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。2022年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)で2着に入った他、2022年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月8日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったテーオーメアリーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月29日、中2週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のショウナンアシュアに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月6日、連闘で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

12月13日、中7週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

3歳（2021年）

1月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、カシノフォワードに交わされて2馬身差の2着となった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼログラヴィティに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、2着のホーキーポーキーに半馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月31日、中1週で迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2022年）

3月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、シュアーヴアリアにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラストリージョに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のシュアーヴアリアをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

7月31日、中5週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた21戦目は、C.パコー騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月30日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジャズエチュードからクビ差の2着となった。

5歳（2023年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた25戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

6歳（2024年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。