ジャズエチュード（2018年生、母Mumbai Rock）

ジャズエチュード（2018年10月1日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「ジャズの練習曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のI Am Invincible（当時14歳）と交配したMumbai Rockが8歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)に勝利した他、2022年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月26日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバラードインミラノに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

4月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月19日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のヴィズサクセスに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のガリレイに2馬身の差をつけて優勝

10月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3月26日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキメキからクビ差の2着に甘んじた。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンムスメをクビ差制して久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2023年）

3月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2023年4月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。