カシノフォワード（2018年生、母セトウチダイヤ）

カシノフォワード（2018年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+前方へ」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴスホークケン（当時13歳）と交配したセトウチダイヤが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はサンローゼン。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回、地方15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンローゼンから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって216万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月30日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

12月12日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で秋山稔樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

3月20日、中4週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月23日、中8週で迎えた8戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したジュノエスクにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミニマリズムに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山稔樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマウンテンムスメを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山稔樹騎手（8戦2勝）。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋山稔樹騎手（9戦2勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月24日、中8週で迎えた15戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月26日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5歳（2023年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた23戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2023年4月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月1日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた28戦目は、日日草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた29戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、朝顔特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた30戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、千日草特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた31戦目は、処暑特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、神楽月賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた33戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、北颪賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた34戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた35戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた36戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、寒茜賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた37戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた38戦目は、梅見月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた39戦目は、桃月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた40戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったライヴマスタードに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月14日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のログハウスに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月29日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ヒロシゲパールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。