マルサンウイナー（2000年生、母ファインチャチャ）

マルサンウイナー（2000年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優勝（父名の一部）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時20歳）と交配したファインチャチャが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高澤俊雄。戦績は、中央平地1戦0勝、地方44戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高沢俊雄から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、佐々木康治から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

上田伸夫厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

7月17日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るライブリーヘイローを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハービッジにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネイビーズドーターを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた5戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のプリンスリートロフィー（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーグランジャを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦の淡路ビーフ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2003年）

5月5日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、東浦町カーネーション特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグワンキングに1馬身の差をつけて制した。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、みついし昆布特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセイリョウスターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた12戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4歳（2004年）

3月23日、約8か月の休み明けで迎えた13戦目は、文原学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた16戦目は、山東町よふど温泉特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、生月特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた20戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた21戦目は、デカンショ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

8月26日、中0週で迎えた23戦目は、リフレッシュパーク市川特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、ファストステージ”1230”（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスウィフトリイに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、忠臣蔵特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた28戦目は、報知中津特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月2日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた30戦目は、南淡水仙特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月18日、中3週で迎えた31戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、エーデルささゆり特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上A3-1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月16日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上A3-1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（11戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上A3-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上A3-2（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカアスカを上がり0位の末脚で半馬身差し切って4勝目を収める

3月29日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（14戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた37戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバードクンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上A2-1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（16戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた40戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（17戦4勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上A2-1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（18戦4勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた43戦目は、豊岡・但東シルク温泉特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（19戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上A2-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（20戦4勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた45戦目は、JBCカウントダウン70 朝来市銀山特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（21戦4勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。