アパシオナーダ（2012年生、母コスモバレンシア）

アパシオナーダ（2012年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「情熱的な（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時7歳）と交配したコスモバレンシアが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年のパッピーをあげよう賞(一般C1八)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた3戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月7日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた6戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグランドクルー賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の黒沢川せせらぎ公園賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったエリーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月22日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウショウノワールをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったルーシーイズマインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤングスプリンターに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた17戦目は、盛岡愛馬の会会長杯（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエリーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月19日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったケイジースワローに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月2日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた21戦目は、盛岡愛馬の会会長杯（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアエノピューマを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、希望郷いわて国体開催記念紫波町賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で菅原俊吏騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、パッピーをあげよう賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原俊吏騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウジンオーをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

12月31日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原俊吏騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したトップアイリストに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月9日、連闘で迎えた25戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた26戦目は、新たな希望スタート賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた27戦目は、希望郷いわて国体開催記念遠野市賞（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（15戦4勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた28戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（16戦4勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた29戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、上ノ橋ぎぼし賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、ホワイトドーム賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた32戦目は、ロイヤルパレード賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた33戦目は、ジュライカップ（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた35戦目は、希望郷いわて国体炬火イベント賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（18戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた36戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた37戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、田瀬湖賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。