ケイローン（1994年生、母クリッペリナ）

Chiron

1994.04.15

ケイローン（1994年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したクリッペリナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地6戦3勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

6月8日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタカノスポットに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月16日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドサンデーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月5日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアラビアンナイトを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

4歳（1998年）

8月23日、約10か月半の休み明けで迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。