ナムラボルカーン（2008年生、母ナムラクロシェット）

ナムラボルカーン（2008年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火山（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したナムラクロシェットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、奈村信重から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月16日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

9月25日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプティトリアノンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、シルクヱビス賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマクリシュナを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

12月18日、中6週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクドルフィンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2012年）

1月29日、中5週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトミケンアルドールに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月23日、連闘で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったダノンゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

7月21日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。