ケンブリッジサン（2010年生、母ケンアマツカゼ）

ケンブリッジサン（2010年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋太陽」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチホウオー（当時6歳）と交配したケンアマツカゼが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地21戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の安房特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ゴットフリートに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒカルエリントンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月31日、中8週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったカフェリュウジンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたエールブリーズ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の1960sダービーメモリーズシンザンカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったサイモンラムセスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、バーディーイーグルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でG.ブノワ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のアプレレクールに3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月5日、中5週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノボレロを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィクトリースターにクビ差交わされて2着となった。

6歳（2016年）

3月13日、約22か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた21戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。