ニホンピロプレイズ（1993年生、母ニホンピロクリア）

ニホンピロプレイズ（1993年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時13歳）と交配したニホンピロクリアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は橋爪松夫。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。1995年の函館3歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノースエトランゼに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、プラウドマンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

3歳（1996年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。