プラウドマン（1993年生、母レデイシウス）

プラウドマン（1993年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイクスクルシヴヌレイエフ（当時8歳）と交配したレデイシウスが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大崎秀夫。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。1995年の函館3歳ステークス(G3)に勝利した他、1997年の谷川岳ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月13日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクラッシーマダムに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた3戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロプレイズを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月11日、中6週で迎えた4戦目は、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（1996年）

5月12日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4歳（1997年）

4月20日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のマジックキスに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

9月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（6戦1勝）。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（1998年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（1999年）

5月22日、約16か月の休養明けで迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のマラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

7歳（2000年）

5月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、5歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったトウショウノアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。