タカプリンセス（2005年生、母タカローマン）

タカプリンセス（2005年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は芦毛。種牡馬のセイウンスカイ（当時10歳）と交配したタカローマンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川部義美。戦績は、中央平地8戦0勝、地方19戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず17着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた10戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のウイニングフルールに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月4日、中3週で迎えた12戦目は、一般C28（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月17日、中8週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

2月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた16戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマヤノラーニに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月10日、中5週で迎えた21戦目は、一般C18（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、ヒシラスターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオオイシマルコに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトレンドストーリーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、シンプライズ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったマーブルカーリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月19日、連闘で迎えた26戦目は、多度大社神馬会錦山号賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイスイートラブにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。