ウイニングフルール（2005年生、母カモンマイハウス）

ウイニングフルール（2005年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「勝利＋花束（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したカモンマイハウスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の蛭ヶ野特別(一般C11)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月16日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は388kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた2戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したベリッシモを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカプリンセスを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロボタンに半馬身届かず2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のココロノマドに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月13日、中4週で迎えた10戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月26日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴリーテンビーに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月11日、中1週で迎えた13戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るローテスイートピーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3a（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカノハホープに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月10日、中4週で迎えた17戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のセトウチモモタローに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったタイムブレイカーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中4週で迎えた19戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマイネカリナンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月20日、中4週で迎えた22戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ツルマルマジックに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた23戦目は、森田秀一長男誕生記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。