ツルマルマジック（2006年生、母マジックバレー）

ツルマルマジック（2006年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魔術」。毛色は鹿毛。種牡馬のツルマルボーイ（当時8歳）と交配したマジックバレーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦12勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた3戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィーヴァパッソに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピンクマラコイデスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月3日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤誓二騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったシーラグラスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤誓二騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤誓二騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスマートシェリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤誓二騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバンダムチョッパーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（10戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラストタリスマンに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴッドテンユウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、水車特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（13戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオグリノーザンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤誓二騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオグリノーザンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた19戦目は、万両賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤誓二騎手（15戦6勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤誓二騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤誓二騎手（17戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイニングフルールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤誓二騎手（18戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングモンスターに半馬身届かず2着に敗北した。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤誓二騎手（19戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るティムショールを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

2月11日、連闘で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤誓二騎手（20戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバイラドラボニータを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月19日、連闘で迎えた25戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で加藤誓二騎手（21戦9勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月18日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、琴吹紬様のお誕生記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマジカルレッドに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた29戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンダムチョッパーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月30日、連闘で迎えた30戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、啓史バースデーアニバーサリー（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマラードをアタマ差振り切って勝利数を11に伸ばす

9月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた34戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウライオーカンに3/4馬身届かず2着となった。

9月30日、中1週で迎えた35戦目は、名月賞（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキラキラアイドルを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って雨下の大混戦を制した。

11月1日、中4週で迎えた36戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で友森翔太郎騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた37戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で友森翔太郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。