リトルバレンタイン（1986年生、母リベラスポート）

リトルバレンタイン（1986年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時10歳）と交配したリベラスポートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦3勝、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月13日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、昆貢騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で昆貢騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ホウヨウファイナルに3/4馬身交わされて1着未勝利戦を制した。

3月19日、中4週で迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は栗田伸一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月9日、中4週で迎えた11戦目は、4歳400万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で栗田伸一騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗田伸一騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗田伸一騎手（10戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で栗田伸一騎手（11戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で栗田伸一騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で栗田伸一騎手（13戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリネンシャイニングに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（14戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月22日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（15戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（16戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のカルストンパーシアに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（1991年）

1月7日、約8か月の休養明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（17戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた24戦目は、須崎昇騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の柳川特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須崎昇騎手（3戦0勝）。13頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（18戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（19戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

7月16日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、黒木豊騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた31戦目は、フエニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒木豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた32戦目は、本忠司騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた33戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、フエニックス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた34戦目は、フエニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井樋一也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、フエニックス特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1992年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた36戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた37戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた38戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は本忠司騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた39戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた40戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた41戦目は、越野亨騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月16日、中3週で迎えた43戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。