ミヤギノチドリ（1999年生、母スガノハギ）

ミヤギノチドリ（1999年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時11歳）と交配したスガノハギが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は白井吉美。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害2戦0勝、地方17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年のGRAセブン記念(一般C5ハ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井吉美から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、菅原光博によって745.5万円で落札された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月6日、デビュー戦は矢原洋一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

3歳（2002年）

8月12日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの長月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月26日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2003年）

8月13日、約9か月半の休養明けで迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C6ニ（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインベレイダからハナ差の2着に甘んじた。

9月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C6ニ（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブルームウイナーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐恭平騎手を鞍上に迎えて、一般C6イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロホームズに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、孫汐那ちゃん誕生記念（上山ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネマジョリカから3馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、しょんぼりるどるふ・こうかいていおー記念（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウナンマニックから1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた15戦目は、中村史&くに子結婚三周年記念胃競連杯（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジャングルタッチに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、GRAセブン記念（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノカサノバに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月24日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた20戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた21戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた22戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月3日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5-2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C6-1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C6-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小谷周平騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。