グランティエラ（2014年生、母アースファイヤー）

グランティエラ（2014年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「偉大なる地球（西）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時17歳）と交配したアースファイヤーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2019年の鶴ヶ城特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グローリーファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額880万円（2.2万×400口）で一口馬主が募集された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月25日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

9月23日、中5週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

11月20日、中7週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタッカースタートに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、畜産女性いきいきネットワーク埼玉会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて突き抜け、最後は2着のシゲルインパラに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2018年）

1月10日、中2週で迎えた8戦目は、端月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のキョウモバライロに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月10日、中7週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のハヤブサレディゴーに1馬身3/4の差をつけて4勝目をマークした。

5月12日、中5週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月7日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロードコメットに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

9月17日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（2019年）

1月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月24日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったブラックランナーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

7月14日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカグラーテに1馬身1/4の差をつけて6勝目を獲得した。

6歳（2020年）

1月18日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

2020年3月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。