タッカースタート（2014年生、母ハングインゼア）

タッカースタート（2014年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋始める」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時15歳）と交配したハングインゼアが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。主な勝ち鞍は2018年の彩の国たまご賞(一般C1七八)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた4戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったグローリアスカントに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったグランティエラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の師走特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカラビートにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2018年）

3月21日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヒロソーラーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた13戦目は、駅を便利に京急ステーションコマース杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタツジンソクに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月28日、中4週で迎えた15戦目は、足袋蔵のまち行田賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、春駿カップ（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、浦和×大井コラボ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたジュンアイルランド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の海の日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月25日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦の仲秋特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた20戦目は、ワクワク浦和区賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンバーディーに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、彩の国たまご賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のジュンアイルランドを半馬身振り切って3勝目を収める

5歳（2019年）

5月1日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、さいたま市つなが竜ヌゥ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（14戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のハナミズキ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったサミットにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。