トーセンバーディー（2015年生、母トーセンエッセンス）

トーセンバーディー（2015年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ゴルフ用語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンモナーク（当時10歳）と交配したトーセンエッセンスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2020年の春光特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月25日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーアイドルを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のジュテーム麻規子ウィルキンソン（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の葛島兄弟生誕30周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマノラヴィータに6馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月9日、中1週で迎えた8戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の沙織へ俺と付き合おうか記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリトルセンチュリーをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったキングスクロスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月7日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のトーセングロリアを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

8月22日、中1週で馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレイヴノユメをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したサプライズハンターにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のゴールドチェスト特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ブルーパラダイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月22日、中3週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ワクワク浦和区賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタッカースタートを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、馬いぞニンニク3連単発売記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキャットタングにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2019年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、京葉特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月27日、中9週で迎えた17戦目は、月見草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、よみうりランドはもうすぐ70周年賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったプレイングファイアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月25日、中0週で迎えた19戦目は、雲取山特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったプリサイスサンデーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、朝顔特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、ちばの梨特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、秋晴特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた23戦目は、秋陽特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた24戦目は、船橋競馬特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、馬糞堆肥の八肥の会自然薯賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のサンエイロードをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月29日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、栃木県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、川崎読売会オンラインスタート記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5歳（2020年）

1月27日、中4週で迎えた28戦目は、あつぎ飯山桜まつり特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた29戦目は、スノードロップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた30戦目は、大和撫子特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（15戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったドンゲイボルグに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた31戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、春光特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケンイーサリアムに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月17日、中2週で迎えた32戦目は、春望特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（16戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5月28日、中5週で迎えた33戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ラベンダー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したマテラリードルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた34戦目は、桔梗特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた35戦目は、キュンとするまち。藤沢杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月9日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、もうひと踏ん張りします賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（17戦3勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6歳（2021年）

5月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、カーネーション特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（18戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた38戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、小春特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したティーポンドにクビ差届かず2着となった。

10月25日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた39戦目は、大福山特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた40戦目は、宮益坂賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。