アルゴロオジエ（2014年生、母ジョウノボレロ）

アルゴロオジエ（2014年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アルゴリズム（数学的な問題を解くための一連の手順）より＋柳（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したジョウノボレロが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

7歳のとき、エンジェルレーシングから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（2017年）

3月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフクサンローズをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月19日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4歳（2018年）

1月20日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったアースヴィグラスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月7日、中6週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチリーシルバーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、タンゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたコウユーホクト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2019年）

2月18日、中8週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、島風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の読売えきものがたり賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。