ダイワコーシャス（2000年生、母ヘリオトロープ）

ダイワコーシャス（2000年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋用心深い、慎重な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したヘリオトロープが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方27戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大栄牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月9日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したパリティチェックにハナ差届かず2着となった。

3歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のチアズパビエーダを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月31日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（2004年）

2月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はブロンディオールと並んで1着同着となった。

2月29日、中1週で迎えた12戦目は、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた15戦目は、片桐昭貢騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は片桐昭貢騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた18戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で片桐昭貢騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、双六岳賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で片桐昭貢騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた20戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた21戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合協賛（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東海オールスタージョッキー（P）（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトリプルチェリーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた25戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた26戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2005年）

1月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

2月25日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた30戦目は、笠松競馬存続署名ありがとう（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月21日、中0週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーカードに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月5日、中1週で迎えた32戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた33戦目は、一般B10（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤友則騎手（13戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローヤルシンデレラを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた34戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤友則騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた35戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドキャロルを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた36戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。