タマモパール（1989年生、母タマモエレガンス）

タマモパール（1989年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時10歳）と交配したタマモエレガンスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月14日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンテネシーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3歳（1992年）

2月2日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングマウントに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月22日、中1週で迎えた10戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたワイドスイセイ決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月17日、中7週で迎えた13戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた16戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた17戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（1993年）

8月30日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、山田和久騎手を鞍上に迎えて、宮の森特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。