サクラアスター（2017年生、母サクラシオン）

サクラアスター（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+星(ギリシャ語)。母名の紫苑の学名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時10歳）と交配したサクラシオンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2021年のハクチョウゲ特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

5月3日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、月見草特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた5戦目は、芙蓉特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、北海道えぞまつ特別2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴィンツァラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた7戦目は、すながわスイートロード特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアイドルヲサガセにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4歳（2021年）

4月15日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハナモモ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、エゾヤマザクラ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた11戦目は、ハクチョウゲ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスティナを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、エゴノキ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチェリーガイアに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

7月17日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、司優子入籍祝い特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6歳（2023年）

1月10日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

1月17日、連闘で迎えた22戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2021年7月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。