プリンセスティナ（2015年生、母マヤノラトゥール）

プリンセスティナ（2015年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「王女＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したマヤノラトゥールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日東牧場。戦績は、中央平地6戦0勝。主な勝ち鞍は2021年のシバザクラ特別(一般C32 C41)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月2日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

5月27日、中7週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はエラスタルと並んで12着同着となった。

8月26日、中6週で迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2019年）

4月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレイドバックに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のギニーに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイガーアイに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月8日、中4週で迎えた10戦目は、桑田牧場50thおめでとう特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5歳（2020年）

4月23日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、キタコブシ特別（門別ダート1200m 雪/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったフリムケバシコにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた14戦目は、三石蓬莱山賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、ルピナス特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（8戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、羊のまち士別特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月21日、中8週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞまつ特別2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月29日、連闘で迎えた19戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

6歳（2021年）

4月22日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、シバザクラ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のペイシャタイムに1馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、オオデマリ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、ハクチョウゲ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、サクラアスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、地方自治研究日高特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、JAびらとりニシパの恋人特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ヒルノコルシカに半馬身交わされて2着となった。

9月14日、中5週で迎えた25戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた27戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた28戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（13戦3勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。