タイガーアイ（2015年生、母シンティー）

タイガーアイ（2015年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「吉運を招く石」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したシンティーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。主な勝ち鞍は2019年のホーム“アイランド”北海道特別(一般B43 C11)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月1日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は418kg。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（2018年）

2月4日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月2日、中6週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月5日、中8週で迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた10戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ミユファンタジーにクビ差交わされて2着となった。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフクノヴァランスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したラプズベストを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2019年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ピカブーに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（5戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニットウハニーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月20日、中3週で迎えた17戦目は、「AIRDOメルマガ」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったフェイクファーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったプリンセスティナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、ポピー特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマッターホルンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月30日、中1週で迎えた20戦目は、優駿の里安平町畑の恵み特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタキタフーガに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月21日、中2週で迎えた21戦目は、クジャクソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野楓馬騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミステリーハンターに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野楓馬騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったウワサノコウタロウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、ホーム“アイランド”北海道特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野楓馬騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシーイズアピーチをクビ差振り切って順当に勝利した。

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小野楓馬騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、シーホースにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小野楓馬騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたコジョウザン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中5週で迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、カペラ賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、ポインセチア賞（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5歳（2020年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、大寒賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた29戦目は、沈丁花賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B3（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のクロノスバローズに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

3月4日、中1週で迎えた31戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったオクラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月1日、中3週で迎えた32戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた33戦目は、桜吹雪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたジョリルミエール決め手に屈して半馬身差の2着となった。