フェイクファー（2016年生、母オリヒメチャーム）

フェイクファー（2016年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人工毛皮」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したオリヒメチャームが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。主な勝ち鞍は2019年の美唄産「雪蔵工房」新米特別(一般B32 B41)。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月19日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のペイシャシャコンヌに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、マッターホルンに3/4馬身交わされて2着となった。

6月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた6戦目は、「AIRDOメルマガ」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイガーアイに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、みついし蓬莱山まつり賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプルミエエトワールをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、アナベル特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、鷹栖町町制50周年記念特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で落合玄太騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月22日、中1週で迎えた10戦目は、モミジアオイ特別（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で落合玄太騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のアアラヴァに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、サルビア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で落合玄太騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセオリーを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコジョウザンに2馬身半の差をつけて優勝

12月12日、中7週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、勝ったロードトゥドラゴンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月9日、中3週で迎えた15戦目は、東船橋のこだわりの店酒楽家あま野賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ワンポイントに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、昇龍特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた17戦目は、久留里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた18戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、春疾風特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、マイミッションにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月30日、中2週で迎えた19戦目は、邪神ちゃんがメデューサにあげた連絡袋（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、もう壮吾が小学生になったって!（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月2日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、森のひょうたんから駒!無病息災祈願!（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。