ロードトゥドラゴン（2016年生、母ラタンバスケット）

ロードトゥドラゴン（2016年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したラタンバスケットが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年のサマーディスタンス(一般C1 C2 ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、窪田芳郎によって6,048万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、日高山脈幌尻岳賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のダディーズギフトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた6戦目は、今年もナポリンで乾杯賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフロンターレをクビ差振り切って断然人気に応えた。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒマワリオジョウに6馬身の差をつけて優勝

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェイクファーに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

4歳（2020年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦の羅生門特別（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のディフィーノに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

2月11日、中3週で迎えた11戦目は、たまご王国千葉のたまごをたくさん食べよう（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のツクバキセキをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアマリリス賞（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のサマーディスタンス（船橋ダート2200m 雨/重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴィットリオに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（5戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

12月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦のグレイトフル2200（船橋ダート2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2021年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の三つ葉のクローバー2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（7戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、チョウジザクラ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（8戦5勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。