ヴィットリオ（2013年生、母リッジローズ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆範から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって432万円で落札された。2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーザンファームによって1,458万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月11日、デビュー戦はF.ベリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したミラクルウィングを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月10日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ホオジロ賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、除月賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のワンダフルワンダーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2017年）

1月13日、中4週で迎えた5戦目は、f-keiba賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月10日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月6日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハートビートBBQ賞（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンボリハッキネンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中3週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、印旛沼特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したニャチャンに半馬身届かず2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ユニコーン賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた11戦目は、霜降賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウィンイモンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2018年）

3月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアットザヘルムを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

4月13日、中3週で迎えた14戦目は、ザ・ナゲッツハートビートナイター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったロードバリスタにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、サマーナイト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた17戦目は、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた18戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイドインドリームをアタマ差振り切って雨中の一戦を制した。

11月6日、中4週で迎えた19戦目は、菊花特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2019年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた20戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ザ・ナゲッツ船橋ケイバスペシャル賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた21戦目は、豊四季特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月15日、中9週で迎えた22戦目は、酒のお供に井藤のしじみの入った牡蠣ウコン（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、夏のずぶぬれイベント開催中!（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったプラチナバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中6週で迎えた24戦目は、よみうりランドハロウィンだ!（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（8戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

7歳（2020年）

1月7日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビービーオネストを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。

2月10日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた26戦目は、紅梅賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたフリッツァー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた27戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七ア（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサマーディスタンス（船橋ダート2200m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロードトゥドラゴンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中3週で迎えた29戦目は、アマテラス賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた30戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白南風特別（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のツクバキセキに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のグレイトフル2200（船橋ダート2200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8歳（2021年）

2月10日、中9週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の春告鳥2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンブレイヴをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。