トーセンブレイヴ（2015年生、母ギーニョ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1億6,740万円で落札された。

2歳（2017年）

9月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月8日、中4週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラムツゴローに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月22日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月11日、中6週で迎えた11戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2019年）

2月14日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、如月特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったジャーニーマンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中5週で迎えた13戦目は、麗日特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ブラウンアニマートにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月3日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、春爛漫特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノメンデスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた15戦目は、かわさきジャズ2019開催記念（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5歳（2020年）

4月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた17戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月5日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた18戦目は、アイリス特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた19戦目は、早苗月特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた20戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、大磯港にぎわい交流施設完成記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

12月22日、連闘で迎えた21戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトルネードアレイに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

6歳（2021年）

2月3日、中5週で迎えた22戦目は、立春特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンボールディにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月10日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦の春告鳥2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィットリオをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

4月20日、中9週で迎えた24戦目は、プロキオン賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニーマルティアラに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

6月3日、中4週で迎えた26戦目は、パール特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズノアリュールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、カペラ賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、秋風特別（浦和ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイタカプナを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

12月2日、中5週で迎えた29戦目は、カーネーション2200（船橋ダート2200m 小雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7歳（2022年）

1月20日、中6週で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スズノアリュールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月8日、中2週で迎えた31戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。

2月22日、中1週で迎えた32戦目は、早春賞（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルナイペスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月13日、中3週で迎えた34戦目は、麦日和特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月7日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、AZM&林下詩美&上谷沙弥来場記念（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーケーパッションを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8歳（2023年）

5月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の五月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。