ブラウンアニマート（2013年生、母スズランコマンダー）

ブラウンアニマート（2013年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋元気で速い（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時18歳）と交配したスズランコマンダーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社カネツ牧場。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ホース・クラブ・ストレッチによって216万円で落札された。2歳のとき、沖田哲夫から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、小島学によって594万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のアシャカラウマに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3歳（2016年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

5月22日、中8週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4歳（2017年）

1月19日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモフットライトを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るミュゼリバイアサンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

3月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、加賀白山賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

5歳（2018年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた24戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた27戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた28戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ミス東スポ2018来場記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6歳（2019年）

1月7日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、迎春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったサーヒューストンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月12日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の初音特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、早蕨特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月27日、中3週で迎えた32戦目は、麗日特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンブレイヴを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、山吹特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で保園翔也騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた34戦目は、マルチメモリアル特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で保園翔也騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

6月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦の青柳特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月24日、中4週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた36戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のトワイライトカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月15日、中2週で迎えた37戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた38戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた39戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、マルチクラウン特別（浦和ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた40戦目は、霜月特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

7歳（2020年）

7月3日、約8か月の休み明けで迎えた41戦目は、愛逢月特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月24日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデ戦のスポーツの日特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。