コスモフットライト（2012年生、母ムーンライトガーデンズ）

コスモフットライト（2012年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋脚光」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したムーンライトガーデンズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の’18 ティアラカップ(A2以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

3歳（2015年）

1月11日、中5週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

6月20日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月29日、中6週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソニックに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、スケロクに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のソニックに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2016年）

2月1日、中8週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアルファエクサに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月7日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でひたむきに粘り続けて、最後は2着のワイルドソウルに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、陽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のチェリーサターンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月29日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の木蓮特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた13戦目は、薄暑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスシーカレントに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月19日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のニシノマリーナに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月25日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5歳（2017年）

1月19日、中7週で迎えた17戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のブラウンアニマートに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月23日、中4週で迎えた18戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた19戦目は、マルチメモリー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のメジャーシップに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月26日、中3週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月1日、中4週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツでバテずに粘り続けて、最後は2着のガリャルダに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月19日、中6週で迎えた22戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、’17 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2018年）

1月11日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

3月1日、中6週で迎えた24戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の’18 ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦5勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のラーゴブルーに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月25日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。