シーイズアピーチ（2015年生、母ピーチフィズ）

シーイズアピーチ（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「彼女はとても素敵な女性。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時10歳）と交配したピーチフィズが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2019年の新ひだか夏まつり特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4歳（2019年）

4月17日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた2戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベニノラフィカに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアポロチェリーバンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、マーガレット特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のプルミエエトワールに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、黒百合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた7戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のベルダリリーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ナチュレ恵 megumi特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、ホーム“アイランド”北海道特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタイガーアイにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、フェノーメノ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、デクラレーションオブウォー賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、中京チャンピオンズCは明後日!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2020年）

4月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた14戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコトブキハウンドに3馬身の差をつけて優勝

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドベントクランツに8馬身の差をつけて6勝目を収める