オリエンタルローズ（2003年生、母ナイスグリンベル）

オリエンタルローズ（2003年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「東洋のバラ」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時16歳）と交配したナイスグリンベルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、木村牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、棚網るみ子によって262.5万円で落札された。

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターライトダンスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2006年）

1月22日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したラブハートを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

12月3日、中5週で迎えた12戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4歳（2007年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

7月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西田雄一郎騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

12月22日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で西田雄一郎騎手（11戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西田雄一郎騎手（12戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で西田雄一郎騎手（13戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西田雄一郎騎手（14戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。