セノエスワロー（1990年生、母ハザマスワロー）

セノエスワロー（1990年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラロータリー（当時6歳）と交配したハザマスワローが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中村喜久造。戦績は、中央平地10戦3勝。1993年のクロッカスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビゼンマフジをハナ差振り切って初白星を挙げた。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアイネスサウンドに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1995年）

6月24日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（7戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハーバーカレンをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

10月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木寿騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木寿騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。