ハーバーカレン（1992年生、母ハーバーロータス）

ハーバーカレン（1992年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時9歳）と交配したハーバーロータスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったアラマサキャップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクパピヨンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

3歳（1995年）

4月2日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセノエスワローにアタマ差届かず2着となった。

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したセッテロマーナにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月8日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったピルエットに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。