ホッコーウエスタ（1996年生、母ラシアンダンサー）

ホッコーウエスタ（1996年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシェリフズスター（当時11歳）と交配したラシアンダンサーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は片山幹雄。戦績は、中央平地27戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の習志野特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月5日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったクロスヘッドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月24日、中3週で迎えた8戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたイイデハヤヒメ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったワカスイートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドバニーを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（9戦1勝）。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったトキワジーニアスにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（11戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の習志野特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラフォーエバーを猛烈な末脚で半馬身差し切って制した。

10月23日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（13戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田未崎騎手（14戦2勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（15戦2勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2000年）

7月22日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の美利河特別（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月3日、中4週で迎えた23戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

5歳（2001年）

12月9日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（16戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

6歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（17戦2勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

1月27日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。