カノヤワカワシ（1996年生、母ユーセイコー）

カノヤワカワシ（1996年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時10歳）と交配したユーセイコーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は朝日ファーム。戦績は、中央平地14戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年のたんぽぽ賞。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

7月25日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月16日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのひまわり賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（1999年）

2月7日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（中津ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のレインボープライズをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

7月19日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュペリオリティに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

8月16日、中3週で迎えた11戦目は、霧島賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で土肥幸広騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（9戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4歳（2000年）

7月2日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（中津ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティースワローから2馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、大隅特別（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノブラボーから半馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、霧島賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。