ゲットザフェイム（2020年生、母プリンセスミユキ）

ゲットザフェイム（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「名声を得る」。毛色は芦毛。種牡馬のキズナ（当時10歳）と交配したプリンセスミユキが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム株式会社。主な勝ち鞍は2024年の一般C2-9。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヴェルサイユファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、槙和美によって1,650万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月7日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月20日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のBRびわこより愛をこめて賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2024年）

6月23日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキンジトーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイカズラを豪脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

7月27日、中2週で迎えた12戦目は、里帰りJC第1戦ウェルカムカップ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマウンテンスワローにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月18日、中2週で迎えた13戦目は、処暑特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガレイスターに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月15日、中3週で迎えた14戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた15戦目は、霜降特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンツトレントを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、雪待月賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウケンセイを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って雨下の一戦を制した。