ケンハービンジャー（2018年生、母ラフレッシュブルー）

ケンハービンジャー（2018年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したラフレッシュブルーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社ケンブリッジバレー。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月21日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月17日、中7週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったテーオーソロスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハーツオブシャカをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中6週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2022年）

3月27日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月24日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

7月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた17戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの聖籠特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた20戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったリアドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2023年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた22戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したセツメンノトビウオに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月19日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイミングハートにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファベルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた26戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゼンノインヴォークをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月8日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの清滝特別（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

12月2日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた30戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

6歳（2024年）

2月17日、中9週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた32戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月26日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2024年5月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。